本文へ移動

取付ブログ

RSS(別ウィンドウで開きます) 

続・お客様の質問にお答えして 第6話

2024-04-12
今回の続・お客様の質問にお答えするは、前回にデモカーの選択についての話題が出ていたので、
それに対するご質問で、「今までのデモカーで最も良かった車は何ですか?」というご質問と、
「80年代や90年代はあまり人が乗らない車を選んで失敗したと書かれていましたが、
デモカーとしての選択を別にしたらどんな車に乗ってみたいですか?」という2つの質問にお答え致します。



まずデモカー兼自分が宇部店と福岡店の往復で使っていた車で最も気に入っていて第一位は、
11万キロという最も長い距離を走ったのはW212型のベンツE550です。



E550は5500ccのNAエンジンから4700ccのツインターボエンジンに変わっていて、
400馬力オーバーで、しかもAMGよりも乗り心地が良くて、
本来Sクラス用のエンジンをEクラスに積んでいるので日常使いとしては最高の1台で、
芸能人の方も使っておられる方も多い車でした。



そこにプラスして1DIN2段の取付が可能で、
ドアにアウターでZSPシリーズが付くという理想の一台で、
11万キロ走ったところでエアサスの調子が悪くなり、
修理代が約100万円かかるという事で仕方なく手放しました。



程度の良い中古車を買って乗るという手もあったのですが、
デモカーとしては古い車になり、新しいモデルの開発をしないといけないために違う車に乗る事になりました。



次のモデルからは1DINデッキが付かないのと、
ドアのスピーカーが10センチになったために、長く続いたベンツのデモカーは今はありません。



そして第二位は2年前まで乗っていたアウディQ5で、デッキの取付は出来なくなったものの、
ZSPの13センチミッドがアウター・インナーの両方で取り付けられるので3年ほどデモカーで、
自分が宇部店と福岡店の往復で使っていました。



輸入車がディスプレイ化する中で、CD・DVDプレイヤーが付いていて、
2000ccのガソリンのターボエンジンで、ごく短い期間しか生産されなかったエアサスの車です。



アウディにしては足回りは固かったのですが、
中身はポルシェ・マカンと双子で、マカンの購入を検討しているお客様が試乗されて、
それでマカンの購入を決められたという事もありました。



手放したくは無かったのですが、アウディの新しいディスプレイオーディオ車に対応するために、
eトロンを買う時にディーラーに出しました。



そして気に入ったデモカー第三位は三菱の先代のアウトランダーPHEVです。



この車はお客様が乗られていて、フルシステムを組まれているのを聴いて、
「これはガソリン車ではこの音は出ない!」と、
PHEV車ならではの電源環境の良さの音の違いで購入を決めました。



当初は2000ccだったエンジンが2400ccになり、
見た目は変わらなくても2台続けて購入しているので、
同じモデルを続けて購入というのも珍しい買い方でした。



ただこれまで輸入車のシャーシーがしっかりしていた車ばかりを乗っていたので、
その辺りは不満もありましたが、日常使いの車として最高でしょう。



そして第四位・五位は同率でスバルのレボーグとWRXS4です。



ディーラーで試乗車に乗って、レボーグの1・6か2・0かWRXS4か散々迷って、
レボーグの1・6と2・0エンジンしかないWRXS4を同時に買ってしまったという変な買い方をしました。



2・0のエンジンに不満は無いが足回りの硬さに不満と、
1・6でエンジンのパワーはいまいちだが日常使いではこの硬さ以上はちょっとという選択で、
2台を交互に乗っていましたが、この2台はお客様から使わなくなったら売って欲しいという希望が多くて、
レボーグが先に売れて、WRXS4は半導体不足で新車の納期が読めないという時期に売れました。



この2台の前にスバルのXVに乗っていた事があり、
こちらは2・0のNAエンジンでしたが、足回りは一番良かったと思います。



福岡市天神のど真ん中で2回ほど展示してデモした事があって、お気に入りの1台だったので、
第六位という事にさせて頂きます。



自分は運転免許を取って最初の車がスバルのレオーネ4WDで、
乗用車を少し車高を上げて四駆にしたという車だったので、
最初の車のイメージが強くてこの車がピタリと来ていたのでしょう。



それではもう一つのご質問のデモカーとしてという条件を外して自分が個人的に何を選ぶかというご質問は、
まずクラスごとに分けると、軽自動車ではホンダのN-ONEが個人的には欲しいです。



いままで2回代車兼デモカーの候補として挙げていましたが、
専務に値段の割に室内が狭いと却下されて来ました。



もし自分が日常使いするとすれば重心が低く横揺れが少なく、
エンジンの回転もスムーズなN-ONEのターボ車を絶対に選びます。



まあ軽自動車の割にそれなりの価格はするのですが、
ピュアディオのお客様で乗っておられる方は多いと思います。



後値段を全く言わないから何か1台と言われたら、
マイナーな車ですがルノー・アルピーヌのA110が欲しいです。



ディーラーで座席に座った事はありますが、
実際に走った事は無いのですが、自動車ジャーナリストの評価を見ていて、これに乗りたいと思っています。



ただしあまりにマイナーで仕事のプラスになるかというと疑問なので、買う事は無いと思いますが、
凄く気になっている1台です。



現実的なところではもうモデルチェンジしてしまった車ですが、
先代のステップワゴンのワクワクゲートというハッチが2重になっている車を、
新車があるうちに買っておけば良かったと思っています。



車の荷物の積み下ろしなどは頻繁なので、「これがあったら便利なのでは?」と思っていたら、
いつの間にか変わっていました。



自分はNボックスに乗る事がよくあって、
ホンダセンシングも実態の走行に合ってあるなと思って好感を持っています。



最後に現実的に最も欲しい車で、もう今は手に入らない車が、ポルシェ・マカンの初期型の車です。



前に乗っていたアウディQ5のベースモデルと言える車で、
初期型はクラリオンのナビを外して2DINで好きなデッキやナビが選べます。



これ以上大きくなると日本の道では極端に使いずらくなるというサイズで、
このエンジンと足回りで自由にデッキやナビが選べたらそれは最高でしょう!



書き込んだ文章を見直してみるとかなり自分の独断と言うか、
自分の好みがもろに出ている書き込みですが、最近は走りはいいけどオーディオがちょっととか、
オーディオはいいけどこの内容でもうちょっと豪華な車は無いの?という、
音と車のフィーリングのちょうど良い所が選びにくくなっています。



ドライブしながら好きな音楽を最高のサウンドで聴けるという、
これまでは当たり前だった事が選びにくくなっている中で、そんなに何台も買える訳ではないので、
デモカーの選択というのが難しくなって来ているなと、文章を書きながらつくづく感じました。



レガシィ・アウトバック パワーアンプ取付

2024-04-11
今日ご紹介する1台は昨日の宇部店の完成車から、スバルのレガシィアウトバックです。



スバル純正のダイアトーン製のナビオーディオ付きのお車に、
JU60とインナーでZSPーLTD15を付けて頂いていた所に、
パワーアンプとハイローコンバーターを追加で取り付けました。



まずボンネット内のボッシュのハイテックプレミアムのバッテリーから電源ケーブルを引いて来て、
運転席下まで送ります。



運転席下にはピュアディオチューンのブラックアンプを取り付けて、電源ケーブルを前に繫いで、
後ろ側にピュアディオブランドのSKYのRCAケーブルを繋ぎます。



純正ナビの音はスピーカーアウトをピュアディオチューンのモノラルのハイローコンバーターで
左右別々のRCA化して運転席下に送ります。



運転席下のパワーアンプで増幅した音はグローブボックス下の
ピュアコンに送って高音と中低音に分離して、JU60ツイーターとZSP-LTD15に送りますが、
最初のナビの内蔵アンプで値を決めていたところから、アンプの追加で駆動力が増しているので、
それに合わせて8個のパーツのうちの6個は違う値に変えて、
パワーアンプでグイグイ押した状態でのピーク値を選んでいます。



ピュアコンの値を選びながら同時にイコラザー調整を行って、
メモリー前とメモリー後でかなり音が違って聴こえるので、
何度もメモリーと試聴を繰り返してイコライザーパターンを決めました。



音調整が終わって出庫する前に、スペアナ測定を行って、入庫時との違いを記録します。



モノラルの測定なのでこれが全てではありませんが、音域ごとのレベルの改善を記録します。



レベルと音色は別な次元ですが、音色は測定して記録は出来ないので、
参考の一つとしてスペアナ測定を行っています。



駆動力がアップした分これまでの弱いパワーを最大限に活かすセッティングとは変わって来て、
生音・生声感は大事にしながら、余裕のあるライブ感がプラスされたサウンドに仕上がりました。



フリード ベーシックパッケージ取付

2024-04-10
今日ご紹介する1台は一昨日の宇部店の作業から、
ホンダのフリードにベーシックパッケージの取付を行いました。



ホンダ純正のギャザーズのナビオーディオを装着した状態で入庫となって、
ベーシックパッケージの取付を行いました。



作業はまずナビオーディオを一度取り外して、
裏から取り出した音信号のイン・アウトをグローブボックス下まで引いて行きます。



グローブボックスの下には比重が高くて厚いMDF板を敷いて、
その上に4ピース構成のピュアコンを取り付けます。



ピュアコンは以前は標準モデルと4000円高いRRモデルというスペシャルモデルの2種がありましたが、
4000円の違いならノーマルよりもRRタイプを選ばれる方が9割以上で、
今はRRタイプのみの販売となったので、ベース価格が4000円上がっていますが、
4000円分高いパーツを使用して音のキメを細かくしているので、値上げではありません。



また標準に比べてRRタイプが測定精度10倍の数値の表示が2桁から3桁に上がっているので、
まず標準を選ぶ方がいなくなったというのが現状で、
4000円アップでこれだけ内容を改善すると逆に安くなったのと同じです。



ピュアコンと言えば下に敷く比重が高くて厚いMDF板が売りですが、
比重が高いのはコイルから出る微弱振動を板側にスムーズに逃がして音の透明感を上げるためで、
厚さは鉄板から少しでもコイルを離して、インダクタンスの変化を起こさせないためで、
過去に比重が低くて厚さが半分のMDF板を使って当社の真似をしている所がありましたが、
この厚さと比重はこういった事を防ぐための必要なコストです。



ピュアディオブランドのATXー25ツイーターは、
普通は70度から80度の仰角の物を使っていますが、
フリードは40度の物を使うと適切なダッシュの傾きで、
この位置はガラスの反射がほぼ起こらない理想の位置です。



ドアスピーカーはドア下部に16センチのフルレンジタイプが付いていて、
低音は出過ぎるぐらい出ていて、音調整で絞ってちょうどフラットになる位で、
ベーシックパッケージなので純正ドアスピーカーはそのまま使用します。



たまに商談時には純正スピーカーだったのが、
入庫時に量販店でトレードインスピーカーに変えて来られる方があって、
「トレードインスピーカーは一度取り外してノーマルに戻さないと良い音は出ません。」と
ご説明する事がありました。



量販店に行ったら純正スピーカーとトレードインスピーカーの鳴らし比べのデモを行っていて、
そこで音を聴いたらトレードインの方が良く聴こえたので、
それで付け替えて入庫したらもっと良くなると思われたそうで、
実際にトレードインスピーカーは平面で最も良い音で鳴る様にしてあって、
更に純正スピーカーに音が悪くなる様に細工がしてあって、
そもそもトレードインスピーカーは音に変な強弱が付けてあって不自然なので、
「すみません、トレードインスピーカーでは本来の音楽に近い音は出せません。」と外させて頂いています。



今回は最初から純正16センチを使って午前中に入庫して夕方に出庫するスピード取り付けで、
全ての結線が終わって音が鳴る様になったら、
ピュアコンの値合わせとナビ側のイコライザーなどの調整を行います。



このナビは中身はケンウッド製で、音を強調する機能がいくつも入っていますが、
一様全てオン・オフを繰り返して試聴して、最終的に全てオフが音が自然という事で、
イコライザーのみを動かして音を追い込みました。



ナビによって音の勢いが違ったりするので、以前に取り付けたフリードの値を一度取り付けながらも、
他の値を付けてみて一番生音・生声に近い値を探りました。



調整の最後の最後は自分が何十回とお会いして、
生の声を完全に知り尽くしているボーカリストの方の声が本人らしく聴こえる様に合わせて行きました。



最初に付いていた商品は最大限に活かして、コストパフォーマンスが高くて生っぽい音に仕上げました。



クラウンスポーツ カーオーディオの音質アップ その2

2024-04-08
今日ご紹介する1台は、本日の宇部店の作業から、
先日からのクラウンスポーツのフルシステムの取付の続きです。



リアのハッチにセメントコーティングするために内張を外していて、
そこから純正ウーファーを外して外板裏にベーシック防振を加えます。



ハッチのウーファーは鳴らなくして、
ラゲッジの左サイドを作り込んで25センチのピュアディオブランドのZSPのケブラーコーンのウーファーを
取り付けました。



カバーを取り付けて荷物が当たっても大丈夫な様にしてあります。



ラゲッジ底面にはパワーアンプ2台とプロセッサーなどが取り付けてあり、
まず1のミックスコンバーターで車輛アンプの中高音と低音の信号をミックスして
フルレンジのRCA信号を作って、それを2のCDー700KKにアナログ入力して音を整えて、
それから3のピュアディオチューンのデジタルプロセッサーに入れて、
フロント用の中高音とウーファー用の低音に分離します。



最初は車輛アンプからハイローコンバーターでRCA信号を作りましたが、中音と低音の境目があやふやで、
そこでプロセッサーのチャンネルディバイダーの機能を使ってスパッと音域分けを行って、
31バンドのイコライザーをフロントとウーファーに別々にかけて、
更にCDー700KKのプリ部を固定ボリュームで使う事で音質を上げています。



このシステムは前に乗っていたお車からの移設にプラスして、
今回ミックスコンバーターを取り付けていますが、
ミックスコンバーターの中はコンデンサの交換とハンダ付けのやり直して、
ノーマル品に比べるとかなり音の透明感を上げています。



フロントドアはフル防振の施工の後にアウター・スラントのバッフルを製作して、
約20年お使いのピュアディオブランドのZSPーMIDを取り付けてあります。



ダッシュにはワイドスタンドを製作して、
こちらも約20年お使いのB&Wの大型の限定品のツイーターを取り付けています。



全ての結線が終わって音が鳴る様になったら純正のディスプレイオーディオを鳴らして、音調整を行います。



リアのデジタルプロセッサーにタブレットを繋いでチャンネルディバーダーと
イコライザーの調整を行いながら、同時にピュアコンの値合わせも行っています。



純正側の出力がフラットでは無かったので3トーンを調整して音を合わせて、
ピュアコンの値を追い込んでいたらフロントスピーカーのイコライザーは
800Hzから20KHzまでフラットが一番生音・生声に近くなりました。



チューンしたミックスコンバーターはレクサスLSに使うつもりで作っていましたが、
クラウンスポーツとLSのアンプの配分が何故か同じだったので、それがそのまま使えました。



もしあらかじめLSのデモカーがあってあれこれと実験していなかったら
もっと作業には時間がかかっていたでしょう。



正直なところクラウンスポーツの方がLSよりもフラットに近い音が出せて、
パワー感も勝っていて、音のキメの細かさはLSの方が勝っていますが、
どちらかというとクラウンスポーツの方が日常の生活で体感音圧が高く聴きたい場合は優れていると思います。



これからクラウンスポーツはロードノイズの測定に出かけて、
ノーマルよりもどれだけ快適になったか体験して来ます。



次期デモカーの当社のクラウンスポーツの納車が待ち遠しいところです。



ロードスターRF BOSEサウンド車の音質アップ

2024-04-07
今日ご紹介する1台は、昨日の宇部店の完成車から、マツダのロードスターRFです。



ヘッドレストスピーカーの横にBOSEのマークが付いたプレミアムサウンド車で・・



以前プレミアムベーシックの取付と、
フロントスピーカーの交換と防振作業を行わさせて頂いていたところからの
システムアップの作業を行いました。



プレミアムベーシックパッケージはJU60が標準ですが、
こちらはJU60のブラックタイプを使った更にプレミアム版です。



ドアスピーカーはインナー取付で13センチを取り付けていて・・



銘柄はピュアディオブランドのZSPーLTD15です。



今回の作業は車輛のBOSEのパワーアンプにオーディオテク二カ製の2CHのハイローコンバーターを
モノラル化して大型パーツを挿入した物を左右に2個使ってステレオのRCA信号を作り出して・・



トランク内に取り付けたピュアディオチューンのブラックアンプにSKYの青いケーブルで繫いで増幅して
フロントに戻しています。



この何の特徴の無い見た目のアンプの良さは、
そのシンプルな構造ゆえに金属ケースの響きを上手く調整出来て、
中のトランスやコイルから発せられる微弱振動をスムーズにケースから外に逃がして、
理想的な動作をさせている事と、
入力する相手をナビかハイローコンバーターに限定してチューンしているので、
何に付けても良い音と言う訳ではなく、
組む相手を限定してチューンの幅を狭くしている事が高音質の決め手です。



普通だとアンプが付いて音が出ればそこで作業が完了するところですが、
元々BOSEのプレミアムサウンド用のアンプでスピーカーを駆動して
ピッタリにピュアコンの値を合わせていたので、
4Ωのフルレンジのアンプではアンプ側から見た理想のインピーダンス値が全く違って来て、
高音はシャカシャカの低音はドンドンの超ドンシャリ音になってしまい、
ピュアコンの値は一から選び直しました。



ブラックボックス4連を全て替えて、コイルは最初は井川が一から手巻きした巻きの少ない物から、
機械巻したとんでもなく巻き数の多い物に交換したらシャカシャカ・ドカドカが収まって、
普通に音楽が聴けるフラットなサウンドになりました。



これはインピーダンスの基本概念が分かっていないと出来ない技で、
中学・高校とインピーダンスと常に格闘しながら実験をしていたたまものです。



ピュアコンで音がまとまって来たのでマツダコネクトのバストレブルとフェダーを動かして、
音を整えたら作業は完了しました。



ただスピーカーを交換してハイローコンバーターとアンプを付けただけでなく、
随所にピュアディオならではのチューニング技術が活かされていて、トータルで生音・生声に近い、
通常のロードスターのBOSEサウンドとはかけ離れた素晴らしいサウンドに生まれ変わりました。



お問い合わせ
SOUNDPUREDIO 宇部店

〒759-0204
山口県宇部市妻崎開作484-1
TEL.0836-45-0712

SOUNDPUREDIO 福岡店

〒812-0053
福岡県福岡市東区箱崎7-1-6
TEL.092-260-3660
TOPへ戻る